オンラインカジノのペイアウトとは?

ギャンブルの払い戻し率のことをペイアウトと呼びますが、オンラインカジノのペイアウト率は97%と、他のギャンブルに比べても非常に高い数字です。
これは、オンラインカジノは、実店舗を使った営業ではないので、人件費や施設設備費がかからず、運営経費が安上がりのため、ペイアウトが低くても十分な利益が出せるためだといわれています。

しかし、実際には少し違います。
このペイアウト率というのは一つ一つのゲームにおいてのペイアウト率のことです。
つまり、ゲームを繰り返せばトータルのペイアウトは下がっていくということになります。

例えば、ルーレットは、ペイアウト率が約94.7%です。
これはなぜかというと、38個ある穴に対して、当たった時の倍率が36倍だからです。
36÷38で0.947になるのです。
全部の穴に1枚ずつ賭けて、38枚のチップを消費したとしても、手元に戻ってくるチップは36枚。
差し引きで負けるということになります。

このように、ディーラー側に少しだけ有利なルールでの勝負がカジノでは繰り返されています。
単純に100枚ずつ一つのゲームで賭けていったとすると、期待値上は5枚ずつ減っていくということになるのです。
単純に自分の財布から出したお金を賭けるだけであれば、その払戻率と掛け金の割合は変わりませんが、実際はその中から、「それ以前の勝負で買った分のお金も、それ以降の勝負で使われる」という形になります。
すると、財布から出した100万円が掛け金の合計額でいうと1000万円分に膨れ上がる可能性があるのです。

要は、財布に100万円しかなかったとしても、勝ったり負けたりを繰り返しながら1000万円をBETしているということです。
すると、1000万円分の95%ですから、50万円のマイナスとなります。
最初に100万円を財布から出していて、50万円がマイナスになっているということなので、実際のペイアウトは、勝負が終わってみれば50%だったということにもなりうるのです。

オンラインカジノのキャッシュフローとは?

オンラインカジノのキャッシュフローとは?
オンラインカジノは、マネーロンダリングを防ぐために、一度入金したお金は全てチップの購入に使用し、なんらかのゲームにBETしなければ出金できないというシステムになっています。
ということは、スピーディにお金を増やすことができないということです。
パチンコやスロットであれば、台にお金を入れて、球が増えればそれをそのまま換金所に行って現金に交換してもらうことができます。

しかしオンラインカジノの場合は、入金するために海外の決済会社にお金を入れた後、そこからオンラインカジノにお金を入金しなければいけないという入金の手間と、入金したお金をすべてギャンブルで使い切った後、手元に残った勝ち金を一度海外の決済会社に出金し、そこからさらにATM や銀行なので手元に引き出すという出勤の際の2重の手間もかかります。

そういった意味で、キャッシュフローを増やすということを重要視する場合、オンラインカジノは時間がかかるので、お勧めはできないかもしれません。